こんにちは、ゆりっぺです。
偉そうなタイトルを付けましたが、
私が持っている資格は文部科学省後援硬筆書写検定2級だけ。
すごい資格ではないけれど、履歴書の資格欄に書いてもOKです。
なぜこの資格を取ろうと思ったのか…
それはただその本に書いてあった字が好みだったから!
「私もこんな字が書けたらいいな~」
たったそれだけの理由でした。
でも子供の頃から字が上手くなりたいな~とは考えていたので
理想と言える字に出会えてやる気がでました。
その「素敵な字♡」と思ったのは硬筆書写検定の著者で
狩田巻山(かりたけんざん)先生です。
その柔らかく表現された美しい文字にうっとりしました~!
「あぁ、この方はきっとものすごく日本語を愛しているのね!!」
と勝手な妄想をしてしまい、その場で硬筆書写検定の本を購入したのでした。
それからというもの、時間があれば狩田兼山先生の文字に近づきたい一心で真似をしました。
自分の文字と何が違うのか…見比べて書き写してなぞって…
そうやって似せた結果が硬筆検定2級合格です。
でも、なぜ2級でやめてしまったのか?
それは単に草書を覚えるのが苦痛だったことと、
言い訳に聞こえるかもしれませんが
「私」の字じゃなくなってしまったような感覚になったから。
・・・ちょっと意味わからないですよね。
私はくせのある字が結構好きです。
丸っこい可愛い字も、斜めになったカクカクした字も。
大好きな友人はめちゃめちゃくせのある独特な字を書きます。
文字は人を表すともいいます。
個性的で「キレイ」ではないけれど味わいのある
自由な発想を持った友人らしい、生き生きとした字を書くのです。
見本の真似をして書いているうちに、誰から見ても上手な文字になりました。
でも…人間味が足りないんです。
つまらなくて私らしさもなくて。
だから検定をこれ以上受ける必要がないと
上達への熱が一気に冷めました。
筆耕などのお仕事をされる方ならばとことん美しい文字を
追及していってもらうべきでしょうが、
自分の趣味で始める美文字への道ならばそこそこで良いはず。
あなたもまずは憧れの文字を明確にしてください。
本屋にいけばたくさんの美文字の練習帳などあります。
でもそれらの本の中に、自分が書きたい心躍る美しい文字がないのなら
身が入らずすぐに飽きてしまい書く練習をやめると思います。
私は「この字が大好きだわ~!!( *´艸`)!!」
と心の底から思えたので狩田兼山先生の書籍をいくつも購入しました。
本を開くと美しい文字に心が洗われて穏やかな気持ちになります。
元気がなくなったときに巻山先生の字を見るとパワーが沸いてくるほどです。
どうかあなたも字が上達したいと思ったら、
「どれも似てるし、この本でいいか~」
ではなく、
「このお手本、めっちゃ好きな字~!」
と思える練習帳を選んでください。
あなたの字の上達を応援しています♪